5月 1, 2009
admin

チーク材のデータ その1 チーク林の面積

先日、ミャンマー出張の折にチーク材に関する学術文献を入手しました。(『TEAK DOMESTICATION & BREEDING』と『Teak in Asia』)
その中でもユニークな情報がありましたので、少しずつ紹介していきます。へぇーと言う程度で聞き流してください。
まず、東南・南アジアにどれだけチーク林があるのか。同地域のチーク林の面積は2,900万ヘクタールです。これは、北海道3.5個分の面積、または日本の森林面積(2512万ha,森林林業学習館サイト)の1.15倍に匹敵します。
その中で、ミャンマーのチーク林は1,652万ヘクタールでアジアチーク林の50%強になります。
チーク林の分布図
上記の図はチーク林の分布を表した図です。
インド・ミャンマー・タイ・ラオス・インドネシアなどがチーク林を有しております。南緯10度のインドネシア・ジャワ島から北緯25度近辺のミャンマー北部まで、縦長でバラエティに富んだ分布です。
ちなみにミャンマー北部は結構寒く雪も降ります。
さて、そんな中でチークの成長に関連する4つの要因
天候・土壌・標高・日光
について、次回以降記載していきます。

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