5月 15, 2014
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無垢フローリングの日焼け チーク編

前回に引き続き、無垢フローリングの日焼けについて観察してみました。今回はミャンマーチークが日焼けするとどうなるかを見ていきます。 ミャンマーチーク日焼けテスト アジアンウォールナットと同じく、カットサンプルの半分を目隠しして日当たりの良い窓辺に設置しました。6年以上経過したものもあります! チークの場合、塗装の有無に限らず日焼けによる色合いの変化が確認できました。オイル塗装品は、木目に沿って淡く退色したところがあり、木目が明瞭になった感じです。無塗装品も同じく、木目が明瞭になった感じですが、それよりも元々の土色のような色味から茶褐色の奇麗な色あいに変化したのが印象的です。 チークフローリング経年変化写真 チークフローリング無塗装品の日焼け試験結果 下記の写真は5年経過したTU15チークユニフローリングですが、右側半分が開梱した当時の色合いです。開梱当時の色味は、ユニの接合箇所が明確なほどピース毎の色合いの違いが明確ですが、5年経年変化した後だと、色合いが同じようなトーンに変化しており違いが目立たなくなっております。 チークフローリング無塗装品経年変化チェック チークフローリングは施工直後こそチークの色味の違いが大きく出ますが、経年変化によって色合いが茶褐色系に統一されていきます。施工当初は淡い色合いのものも濃くなっていき、まさに金色のゴールデンチークとなっていきます。 下記の写真は施工後に6年経過したTU15ユニフローリングです。無塗装品です。施工当初に目立っていた色ムラも経年変化で目立たなくなりました。また、チークのオイル成分により自然な光沢を帯びるようになっております。 6年経過したチーク無垢フローリング  

5月 13, 2014
admin

無垢フローリングの日焼け アジアンウォールナット編

無垢フローリングの日焼けについて、数回にわたって記事を掲載していきたいと思います。

今回はアジアンウォールナットの日焼けについて見ていきます。木材は紫外線を浴びると日焼けをします。これはどんな木材でも共通です。
フローリングの日焼けテスト

色合いが赤くなるものや黄ばんでくるものなど樹種によって様々です。木質フローリングは、日焼けによって色合いを経年変化させていきますので、家具の配置やカーテンによる遮光などを想定に入れておいたほうが良いです。

それでは、弊社で販売しているアジアンウォールナットの実験結果です。

<実験方法>

日焼けの状態を明確にするため、カットサンプルの半分は紫外線が当たらないように目隠しをして、日のあたる窓辺に1年近く設置しました。

フローリング日焼け試験の方法

<結果>

無塗装品については、日焼けした部分は色が抜けたように淡い色合いになりました。目隠ししていた部分が元のチョコレートブラウンの素地色です。

無塗装フローリングの日焼け

一方、オイル塗装を施してから日焼けにさらされていた部分は、あまり日焼けが目立っていないように見えます。オイルの成分が色が抜けるのを防いだのでしょうか?

<無塗装品が日焼けした際の修復方法>

先ほどのくっきり日焼け跡がついたフローリングにオイル塗装を施してみましたが、日焼け部分と目隠し部分で明確に分かれてしまいました。日焼けした部分に対して何らかの処置をしてからでないと、オイルの上塗りだけでは対策としては弱い感じです。

日焼けしたフローリングの修復

そこで、サンドペーパーで日焼けした部分を研磨してフレッシュな部分を表してからオイル塗装を施しました。

無垢フローリングの日焼け修復2

 

オイルを用いた無垢フローリング日焼け修復

見た目的には日焼け部分と目隠し部分の差が目立たなくなりましたので、対策としては良い結果だと思います。無垢材は複合フローリングと違ってサンディング研磨が可能なので、こうした日焼けに対しても解決策があります。

ただし、広範囲にこのサンディングを行うのは大変だと思います。そのため、アジアンウォールナットに関してはオイル塗装を施して、日焼けによる退色をある程度防ぐことが有効ではないかと思います。

次回はチーク材について、見ていきたいと思います。

 

4月 15, 2014
admin

ミャンマー現地情報

前回の更新から すっかり時間が空いてしまいました。

3月までは日本では消費税の増税などもあり、ご注文を数多くいただきました。ありがとうございました。ミャンマーチーク・アジアンウォールナットを末永くよろしくお願いします。
ミャンマーでは4月1日以降、丸太輸出が規制されました。ミャンマー政府には、丸太をポンポンと輸出するのではなく、家具や建具など付加価値の高い製品に仕上げて輸出することで、自国内に木材加工産業を広げる意向があるそうです。この政策はミャンマーから製品を輸入している弊社にとって追い風となると期待しております。

そんなわけで、4月以降の状況がどうなっているかミャンマーを訪れていました。

5月・6月積みの貨物の原料を確認しました。特にTS120用の材料と框用の材料は目が詰まっていい感じです。

ミャンマーチーク原料

TS120の原料

 

提携工場の方の話では、丸太輸出の禁止により、チークなどの原木丸太の伐採を行ってきた会社は非常に厳しい状況となっているようです。そのため、丸太の間伐業務を今後縮小せざるを得ず、そのことがチーク材の供給と価格にどのような影響が出るのか注視する必要があります。

ただし、弊社の提携先では今年度分の原料丸太の確保は済んでいるので、すぐに供給に支障がでることはないとのこと、ホッとしました。

ちょうど訪問していた翌週から、毎年恒例のミャンマー水掛け祭りが開催されるとのことで、街中には山車や演奏するステージなどが立ち並んで、早くもお祭り気分です。

工場の従業員の方には早くも連休に入っている人もいて、工場は閑散とした感じでした。10連休とはうらやましい限りですね。

 

 

10月 10, 2013
admin

アジアンウォールナットの施工事例

久しぶりの更新です。

アジアンウォールナットAWN15をご購入頂いたS様より施工写真をいただきました。
アジアンウォールナットの施工事例

ナチュラルな建具や家具にも褐色のアジアンウォールナットがマッチしてシックな雰囲気です。アジアンウォールナットは無塗装よりも自然塗装をした方が、木目が浮かび上がり綺麗に仕上がります。

S様からも、素敵な床で感動しているという感想をいただきました。

弊社ではアジアンウォールナットは15mm厚x90mm幅x1820mm長のものと12mm厚x90mm幅x1820mm長の2種類を用意しております。12mm厚は薄いのでリフォームなどにも最適です。
アジアンウォールナットの施工事例2

まずは無料サンプルを手にとって頂き、重厚なアジアンウォールナットの風合いを実感頂ければと存じます。
無料サンプルのご用命は以下のバナーをクリックしてください!

8月 30, 2013
admin

リボスオイル塗布作業

本日は商品サンプル用にチークの乱尺品にリボスオイルを塗布しました。
チークは油分が多く無塗装でも自然な艶がでる樹種ですが、リボスなどの天然オイルを塗布すると木目が引き立ち色合いも濃くなります。今回のロットは縞チークが多く、オイル塗布をすると褐色の縞模様がブワーっと浮き立ちました。
無垢床材オイル塗装

チークは導管が太くオイル塗料の吸い込みが良いので、塗料がベタベタせずに綺麗に塗れます。今回使用したリボス社のアルドボスは艶消しタイプなので塗装後はマットな仕上がりで経年変化で味わいが深まったような色合いになります。
弊社では下塗り・仕上げ塗りと2度塗りを行います。塗布には洗車で使うような黄色のスポンジがコストも安く便利です。

一方、無塗装のまま使用して、時々ソープフィニッシュという方法でメンテナンスすると、数年かけてオイル塗装を施したような色合いに変化していきます。
施工後数年経ち、間接照明に照らされて、なんともいえない光沢を放っているチーク床材をみると、「少しずつ味わい深くなっていくなぁ」と感慨深いものがあります。

塗装作業をしていたところ不思議な杢目を発見しました。木材が波打っているわけではないのですが、さざ波が押し寄せるような波紋の木目が現れています。木目は木の育つ環境に合わせて木がバランスを取った結果だといわれますが(杢目について詳しいサイト)、こうした杢目をもつものはどんな状況で育ってきたのかと不思議になります。
チーク杢

このような杢目を発見した際には、樹木の育った環境を想像してみるのも面白いですよ。

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