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11月 29, 2011
admin

ミャンマー出張に行ってきました

ミャンマー出張から戻りました。

アウン・サン・スー・チー氏が政治活動を再開したり、ASEAN議長国になったり、ヒラリー国務長官がミャンマーを訪れたり(玄葉外相も追っかけ訪緬らしいです!)と民主化がドンドン進んでいるミャンマーです。実際、観光シーズンに突入したヤンゴンではホテルも欧米人観光客の姿が多く、トレーダーズホテルを始め主だったホテルは軒並み満室!飛行機も満席の大盛況です。そして、空港には公式のMoney exchangerができていました。しかも、レートが街中より良いです。(11月23日時点788チャット=1USD)。

木材業界の方は、電力が安定的に供給されるようになり、木材関連業種も新首都で建設されているホテル等への家具などのオーダーが入り活況です。一方、輸出に関しては、欧州の不景気で注文が減ったところに、現地通貨高で収益が圧迫されやや厳しい状況が続いているとのことです。木材業界では、これまでチーク材はMTEという木材公社の一括監督方式だったものが、森林省による管理に変更になりました。そして、より付加価値の高い木材製品を輸出することを目標としているそうです。

とにかく、日本からきた私には「ミャンマー、活気に溢れているなー」という印象を受けました。

さて、弊社で発注しているTS120の検品からです。製材したてのものを片っ端からチェックです。改善点があれば現地エンジニアに直談判。先日、千葉の大工さんに教えてもらった点を伝えたら、現地のエンジニアも納得!良い製品作りには相互信頼と理解が必須ですね。

チークフローリング検品風景

イヤー、いつみても素晴らしい素材です。こちらの工場では主に欧州向けにクルーザーやヨットのデッキ材を供給しています。クルーザーやヨットのデッキ材は全て柾目引きになります。良い材料の良いトコどり。もちろん、このデッキ材は値段もずば抜けてます。(高いです)。

弊社の場合は、屋内のフローリングなので契約は板目材もOKとしておりますが、「できるだけ柾目にしてね」と現地のエンジニアにコッソリ依頼。で、こんな感じです。

柾目が多いチークフローリングの材料

100%とは行きませんが、柾目が多いです。現地の方の細かい配慮に感謝です。

さて、2012年は新しい商品を発表したいと考えております。

まずはヘリンボーン張りのチークフローリング。左図がヘリンボーン張りのパターン。右図はパーケット張りにしたパターン。いずれもいけます。サイズは15x70x420mm。新年1月には入荷予定です。W様、永らくお待たせしました。入荷次第ご連絡します。

チークヘリンボーンフローリングチークパーケット張りフローリング

また、現在入荷している50mm厚の無垢角材だけでなく様々なサイズの角材・板材も輸入していく予定です。

さて、工場にすごいサイズのチーク板材がありました。サイズは30x482x2,400mmの一枚板です。(写真下)

こんなサイズのチーク原板が欲しいという方は、遠慮なくメールしてください。

チーク一枚板

5月 27, 2011
admin

ミャンマー児童支援センターへ行ってきました

Japan Bridge今年も弊社ではミャンマーの児童支援センターに援助を行いました。この児童支援センターは保育園のようなところです。ヤンゴン川を渡った村にあり、昼間保護者の方が働きに出ている間にお子さんを無償で預かり、食事から教育までを行っています。みんな英語も勉強していました。右の写真は児童支援センターまでへ行く途中の橋。ジャパンブリッジと呼ばれているそうです。

 

ミャンマー児童支援センター支援センターの所長によれば、子供達の体重が1年間で平均1.1kgも体重が増加したそうです。貧しい村にあって、この体重増加は驚くべきことだそうです。とくにこの児童支援センターでは食事を重視しております。というのも、充分な栄養をとることは、体重を得るだけでなく、健康的で精神衛生上にも効果があるとのことです。さらに昨年からはこの児童支援センターにも電気が通るようになりました!

確かに去年会った時よりもみんな大きくなっているね。(店長も一回り大きくなりました。痩せねば・・・)

さて、店長は太っているので「暑い暑い~」と言っていると、ある子供がウチワで仰いでくれました。こんなにも涼しい風はないね!そこで、むむ!と閃きました。

折角電気が通ったのならば、皆が勉強・遊びに集中できるようにしようと、買いに行きました

扇風機!

扇風機を買いました

Made in Japan・・・ではないですが、現地では人気のMDファン(Made in China)!

児童支援センターのみんなに涼しい風をプレゼント。

さて、このNGOでは色んな計画が進んでいて今度は24時間体制のメディカルセンターを建設中でした。ダラーメディカルセンター

薬局と産婦人科を常設していて、日替わりで歯科なども入るとのこと。この村には病院が全くなかったので、このメディカルセンターが頼りになるそうです。
追伸:現地よりMDファンの設置工事が完了したとの連絡がありました!勉強がんばれ!
児童支援施設に設置されたファン

5月 11, 2011
admin

無垢フローリングの張り方 イロイロ

前回の出張ではヤンゴン市中心から少し離れたインヤーレイクホテルに泊まりました。インヤーレイクホテルはヤンゴンの中でも由緒ある古いホテルになるのですが、湖畔の静かな環境でロビーから客室までチーク材をふんだんに使ったホテルです。他のホテルに比べると、欧米系のゲストが多い感じがしました。

ヘリンボーン張りとパーケット張りのミックス

ロビーにはヘリンボーン張りとパーケット張りが組み合わさっていました。いい感じに使い込まれてます。

日本のフローリングのように面取りはしておらず、現地では施工後にサンダーをかけて表面を磨くそうです。

パーケット張り市松模様
こちらは客室前の廊下に敷きこまれていた市松模様のパーケット貼りです。ロビーに張ってあったものと比べると小さめでした。幅50mmで長さ150mmくらいでしょうか。

色の濃淡を組み合わせて綺麗な市松模様を作っています。チークは濃淡の違いが結構ありますが、それを上手に使っていますね。以前、僧院で施工しているところを見たのですが、色を選り分ける専門の職人がいました。張る職人さんは、色分けされたものをかんなを使いながら長さを併せて張りこんでいましたが、施工は大変そうでした。

ちなみに、工場でパーケット張りのフローリングを見せてもらったのですが、本実加工がありません。

ヘリンボーン張り短尺タイプ

客室内はヘリンボーン張り。フローリングは、短尺で上のパーケット張りのものと同じサイズです。

こうやってみると今度は色の濃淡があまり気にならないですね。よく見ると時々濃い色合のものとかが混じっていますが・・・、うーん不思議です。

チーク階段框と手すり
ホテルロビーの奥は土産物屋さんが並ぶ廊下になるのですが、スキップフロアになってます。

チーク材の階段框、長尺の一枚ものでした。迫力があります。

チーク無垢フローリングのパーケット張り

土産物屋さん通りは、パーケット張り。

ミャンマーの水掛け祭後に行ったので、宿泊客も少なくとても静かでした。ちなみにインターネットはロビーのみWi-fiが繋がりました。客室からは残念ながら湖がみれませんでした。もし行かれる方はレイクビューの部屋を指定した方が眺めが良いですよ!

フローリングの張り方についての記事一覧
朝鮮張りのオーディオルーム
無垢フローリングすだれ張りの施工事例
無垢フローリングの張り方 イロイロ(このページ)

5月 2, 2011
admin

ミャンマーチークの丸太

先日の出張では、ミャンマー政府木材供給公社のチーク丸太ストックヤードを見学してきました。これだけの量のチーク原木を見ることはめったにないので、写真をたくさん撮りました。弊社スタッフもこれほどの量を一度に見ることはなかったようで、中年のオジサン2人ではしゃいできました。

広大な敷地のチーク丸太置き場

広大な敷地に入札を待つ丸太が積まれています。これらは全てミャンマー産本チークになります。このストックヤードで一山ずつ精査していくだけで何日間かかかりそうです。 

化粧合板の表面材やヨットやクルーザーのデッキなどの使用するハイグレードなものから現地市場でフローリング等に使用するためのリーズナブルなグレードのものまで玉石混交です。

写真だと少しわかりづらいのですが、原木を見ただけでも、表面が茶系統のものから黒系統のものまで色合いが様々です。また、スラッとまっすぐ伸びた丸太からヒネリが入った丸太や瘤のある丸太など、天然チークの丸太ならではです。

ハイグレードのチーク原木

それぞれグレード毎のロットに分けられてセリにかけられます。断面にはグレードやロット番号がわかるように文字が記載されています。左の写真はいずれもグレードが高い原木で、化粧板や家具・クルーザーデッキなどに使用される品質のものです。大口径でスラッとした丸太です。色合いも良さそうです。弊社のソリッド一枚ものもこのグレードから挽くことが多いです。というのも、長尺のものの歩留まりを考えると、欠点の少ない素直な丸太からとるのがコストパフォーマンスが良いからです。

ただし、弊社のサプライヤー曰く「実際に鋸で挽いて切り口を見るまでは安心できない」とのことです。というのも、挽いてみて初めてワレや虫食いなどの欠陥が見つかる場合があるからだそう。

象が運搬する為のチーク材の穴

さて、この丸太に空いている穴はナンでしょうか?

答えはチーク材を牽引するために鎖を通す穴。そして、ミャンマーでこうした大きなチーク材を運ぶのは象さんの役割なのです!象による運搬というのは、重機などで運ぶ方法と比べて、一見非効率に見えるのですが道路状況が良くないミャンマーでは最適な方法なのです。また、ゆっくりと運搬することで急速な乱開発を抑える効果もあるのです。

非常に大きなチーク丸太

またがってみました。大きさがわかるでしょうか。ところで、木に またがることってあまりないですよね。

インドバイヤーが買い付けたチーク原木

こちらは皆同じマークがしてありました。買い付けたバイヤーのものですが、すごい量。この山以外にも別の場所にも同じマークのものがありました。見た目はブラジルの国旗のような色合いですが、表記に「ムンバイ」とあったのでインド向けでしょう。

比較的低いグレードのものですが、買い付ける量がすごいですね。さすがに人口12億人の国です。

次回は現地のホテルで見た色々なフローリングの張り方について書きます。皆様、よいGWをお過ごし下さい!

4月 27, 2011
admin

ミャンマー出張から戻りました

本日、ミャンマーから戻りました。今回はシンガポール経由で少し長めの出張でした。

今年のミャンマーは去年に比べて暑くないので快適な旅でした。曇りの日や雨がぱらぱら降ることも。おかげでアクティブに動くことができたので、商談・検品・フィールド調査(観光)と充実した内容でした。

夕暮れのシュエダゴンパゴダ夜のシュエダゴンパゴダ

近年では中々いけなかったシュエダゴンパゴダにも久しぶりにお参り。

この時期の昼間だと大理石の床が熱すぎて歩けないので、夕暮れから行きました。いつきてもすごい迫力の大伽藍、でも周りから聞こえてくるお経や鐘の音で癒されるのでいつも長居をしてしまいます。シュエダゴンパゴダはヤンゴン市内でも一番高い丘の上にあり、夜風が吹き上げてきて結構涼しいです。そのためか、夜になってからはお参りにくる現地の方が多くなりました。

今年は自分の誕生日の曜日を調べていきました。ミャンマー仏教では、自分の生まれた曜日によってお祈りを捧げる動物が決まっており、シュエダゴンパゴダには各曜日毎にお祈りするその仏像が鎮座しております。地元の方のお祈りを見てると、自分の曜日の仏像にお水をかけたりお線香やお花を献じてます。そして、その前の大理石の床に座ってひたすらお祈り。

私は日曜日生まれなので、ガルーダ。水掛けにチャレンジするも、ガルーダは結構混んでいます。みんな日曜生まれの仲間ですね。

日曜生まれガルーダpray for JapanPray for Japan 日本の復興と繁栄を切にお願いしてきました。

次回以降、チーク原木やフローリングの張り方バリエーションなどを紹介していきます。

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